アロハシャツといえば、ハワイの正装から日常使いまで幅広く着用できる衣装ですが、実はまだ歴史は浅く、生まれたのは1930年頃のことです。
当初はハワイの観光客向けのお土産用と作られのがきっかけと言われています。
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上記の柄は「ランド・オブ・アロハ」と呼ばれる柄で、1950年頃に日本の京都でプリントされ、21色もの色が重ねられ高度に洗練された生地で作られています。1950年当時の京都には、このような仕事をする職人がまだいて、工賃も当時のドル換算では破格の安さでした。
そして、レーヨン素材の羽二重染色のアロハシャツは人気となり、瞬く間に浸透していきます。
魅力的な柄はモチーフの借用から
アロハシャツは画家の絵や豪華客船のメニューからなど、トレーシングペーパーを使ってモチーフを借用したものが多く作られました。タヒチで過ごしたゴーギャンの絵や、雑誌の写真など元ネタは多岐に渡り、鏡写しでプリントされた作品もあったりします。
アロハシャツの柄は最初は和柄だった。
アロハシャツの初期は日本の縁起物の図案である兜や太鼓、宝船や富士山が多く、小さな花が敷き詰められたカラフルな柄でした、その後、観光客の増加と共にトロピカル柄やパレオ柄、タパ柄などハワイ固有の柄が登場し、シルクシャツが定番となります。
アロハシャツに日本が深く関わっていたなんて感慨深いですね。気になった方はぜひこちらの本を読んでみてくださいね♪